2013-05-04 Scene22 ??:??〜 夢を見ていた。 あの公園。 モップが足元にじゃれてくる。 黒崎くんは笑っている。 約束が叶って、私たちは毎日、並んで公園を歩く。 暖かい夢だ。光に満ちた夢だ。 でも、何か違和感があった。 ――ああ、そうだ。 彼があのペンダントをしていない。 そのことに気づいた瞬間、モップが消えた。 黒崎くんもいなくなっていた。 代わりにそこに立っていたのは、キャップを被り、銃口をこちらに向けた男だった。 back← 全編 →next back← 岡田 →next .